生活をしていると、日々色々な選択に迫られますよね。
だけど、なかなか決められずにただ頭の中でグルグル×2しちゃって、それでも結局決められない・・・
そんな経験をされた方も多いのではないでしょうか。
私自身も例外ではなく、決断力が欲しいなぁ・・・ってずーっと思ってましたが、ある女性起業家のセミナーに行ってお話を聞いた時に
なるほど!と、かなり腑に落ちた考え方を伺ったのでシェアしていきたいと思います。
- いつも迷って決められずに悩んでる方
- 決断力を高めたいと思っている方
などの方達に向けて、”決める力”をつける方法を私の気付きや考え方も含めてご紹介していきたいと思います。
目次
いつも決断できずに迷ってしまう・・・
人生は選択の連続です・・・
TVや電車の中吊り、その辺の看板など、一度は聞いたことがある言葉ではないでしょうか。
確かに、選択の連続なんですよね。
- 朝目覚ましが鳴ったけど、起きるかどうするか選択する
- ご飯食べるかどうするか選択する
- 仕事行きたくない・・・休むか行くか選択する
など、日々のルーティーン的に選択している物事に加え、
- 大きな買い物をする時
- 人生の大きな決断を迫られる時
など、選択をする場面はたくさんありますよね。
日々のルーティーン的なものは流れに身を任せてる所や習慣などもあるので、そこまで選択を迷ったりしないことが多いと思いますが
やはり新しい事をする時とか、これとこれ、どっちがいい?みたいに二者択一を迫られたりすると・・・なかなか決められないんですよね。
あなただけではありませんし、あなたの周りにもそんな方はたくさんいるのではないでしょうか。
できることなら、パッと決めてスッキリしたい。
それができなくて悩んでるんですが、それができない原因を多くの人は「そういう性格」と思っているのではないかと・・・。
でも、それは違うんですよね。
決断力がある人がいる一方、決断力がない人がいる。しかも後者はたくさんいるんです。
ここには、ある”単純な原因”があることを有名女性起業家の方のセミナーで私は教わりました。
今回教えていただいたのは、未来シフト㈱の代表取締役・鈴木実歩さん。
鈴木さんも元々はOLで、このままの生活でいいのかなという疑問から未来を変えるための決断をひとつひとつしていったんだそうです。
その行動量たるや、ハンパじゃありません。
会社員時代にあれこれとアイディアを出しては挑戦を繰り返し、その後企業。
企業1年目で年商1億円を突破し、それから毎年前年度の年商を上回り、執筆時点では年商3億円を超える大きな会社を経営されています。
そんなとんでもないキャリアウーマンの鈴木さんに教わった『決断力』の話をお伝えしていきたいと思います。
決断できない、決断力がない原因は?
すぐに物事をパッ!と決められずにいる人の特徴や原因として
パッ!と決めた経験がない
もしくはすごく少ない
ということが挙げられるそうです。
多くの場合、”そういう性格”として勝手に優柔不断な性格というレッテルを自分で貼ったり、人から貼られたりすると思うんです。
でも、じゃあなぜそういう性格じゃない人もいるのか。
人格や性格は6歳までの生活環境や接する人の環境で形成されると言われています。
確かにこれも決断できない一つの要因になっているのかもしれません。
しかし、この頃にできあがった人格や性格が全てなら、人は成長することもできませんし、変わることもできません。
そこで大切になってくる要素というのが、”習慣”
日々の習慣が今現在のあなた自身を作っています。
つまり決断できなくなってしまった、物事がなかなか決められなくなってしまったことは
”あなたの習慣がそうさせた”ということになるようです。
決断力がある人というのは、”決断する習慣”を持っています。
そしてその習慣は元々持ち合わせていたわけではなく、なりたい自分になるために後から作り上げた習慣なんだそうです。
元々決断力がある人なんて、そうそういません。
お金持ちの人より、お金に困っている人の方が世の中には多いのと同じで
決断力がない人の方が断然多いんです。
なので、もしあなたが周りと比べて勝手に自分を卑下してるのだとしたら、それはやめましょう。
何の解決にもならないだけでなく、どんどん自分はダメだ・・・という方へ追い込んでいってしまいます。
比べるのは昨日の自分です。
昨日の自分と比べて、今日の自分はどうだったか
この比べるポイントに”決断力”の項目を作りましょう。
決断力があるメリット
決断力があるのはメリットがあるというのは皆さんなんとなくでも分かっていると思います。
では、実際にどんなメリットがあるのか、いくつか挙げていきたいと思います。
- 頭の中がスッキリする
- 時間を無駄にしない
- やめる・断れる
- 後悔をしにくい
- チャンスを逃しにくい
などなど、他にもたくさんありますが、代表例でいうとこんな感じでしょうか。
頭の中がスッキリする
決められずに悩んでいる時って、すっごく頭の中がモヤモヤしませんか?
そして悩んで悩んで、悩んだ挙げ句に答えを出したのに、なんだかスッキリしない経験をした方もいると思います。
そんな人が、すぐにパッ!と決めることができたら・・・
あれこれ悩む時間がないことで、あれこれと思考を巡らせる必要もないため
頭の中がスッキリとした状態でいられます。
特に、いつも決断できなかった人がすぐに決断できたとしたら、すぐに決断できた自分に嬉しくなり
その後気分がすごく高揚するのを体感するはずです。
時間を無駄にしない
この世の中で戻すことができないのが、時間と命です。なので、すっごく大切ですよね。
時間は巻き戻すことができませんし、命は生き返らせることができません。
悩んでいる時というのは、あれでもないこれでもないと色々な思考を巡らせ、時間を浪費していきます。
◯日までに決めます~!なんて決断をした日にはもっと始末が悪い。
その日までずーっと考えるのでしょうか?そんな事はないですよね。
大体の決断はその時点で決まっていることが多く、ほとんどは決断を先延ばしにしているだけと言われています。
決断力があると無駄に悩んで時間を浪費しないので、結果、時間も命も大切にできます。
やめる・断れる
決断というのは、何かをやる事を決めるということではありません。
何かをやめる時というのも決断力が必要になってきます。
代表例がタバコだったり、お酒だったりでしょうか。
体に悪いって分かってるし、経済的にもやめなきゃいけないのは頭で理解していてもなかなかやめる決断ができない。
ウダウダしてる内にどんどん健康が蝕まれ、お金も無くなっていってしまいます。
何かをやめる決断は、何かをやる決断よりも勇気がいるかもしれません。(人の誘いなら尚更)
やめる・断る勇気をくれるのも決断力です。
後悔をしにくい
悩んだ末に決めたことより、パッ!と決断して物事を決めた時のほうが後悔をしにくいと言われています。
というのも、例えば何かの選択で迷う時の心理状態というのは「損得勘定」が頭の中で働いています。
(これは鈴木さんがおっしゃっていて、なるほど!と思いました)
どっちの選択が得か・・・どっちの選択が損か・・・
人は誰しも得をしたいという感情より、損をしたくない!という感情が強く働く生き物なので、リスクが少ない方を選択する傾向にあるんだそうです。(確かに)
ですが、どっちが得か損かは結局やってみないと分からないです。
得だと思ったら損だった、損だと思ったら得だった・・・そんな事はザラにあります。
なのでどちらを選んでも正解ですし、選んだ選択を正解にするしかない部分もあります。
悩んだ末に決めて損をした場合は人のせいにしがちになる方が多いです。そのため、後悔をしやすいんですよね。
決断力があると、悩んだ末に決めたことではないので仮に選択した方が損だったとしても、次はこうしよう!と経験として蓄積します。
この”自分で決断した経験”が蓄積されていくと、決断の質もどんどん向上していくという好循環になっていきます。
チャンスを逃しにくい
ここで言うチャンスとは、こちらを選択したら夢に大きく近づく!とか、お金持ちになれる!とか
人生を凄まじく好転してくれる出来事の事を指しています。
「チャンス」には人それぞれ色々な考え方がありますが私自身の考えとしては
決断できない方にはチャンスは見えない・・・と言うか見えていないと感じています。
チャンスというのは、物とかではなく「情報」であることがほとんどで、その得た情報(チャンス)を元に行動して初めて成果が出る!
と私は理解しています。
つまり、情報(チャンス)を掴んだだけでは何も変わらないんです。
決断力がなくて、実行しようかどうしようか迷う方は絶対にこの情報(チャンス)を掴み、生かすことはできません。
なぜなら、情報(チャンス)の賞味期限はすごく短いからです。
だいたいチャンスはその日その時に決めないと過ぎ去っていってしまい、後でその情報(チャンス)を手にとっても時すでに遅しであることがほとんどです。
仮想通貨なんていい例かもしれませんね。
仮想通貨が出始めた頃にビットコインをごくごく少量(1万円分)でもいいから持っていた人は今や超億万長者です。
でも多くの人は怪しい投資だ・・・と尻込みし、仮想通貨に手を出さなかったんですよね。(私も含みます)
その結果、その当時にビットコインを”とりあえず”買ってみようと決断した人との資本力の差はとんでもなく開いてしまいました。
その後に仮想通貨はすごいんだという事を後で知って、それから手を出したんじゃ遅いんです。
これが「先行者利益」というものであり、チャンスだったんです。
決断力がある人は”とりあえず”という考え方を持っています。
とりあえずやってみる、とりあえず買ってみる、とりあえず試してみるなどなど・・・
色々なことを”とりあえず”やってみちゃうので、決断力がある人はチャンスを逃しにくいという結果に自ずとなりやすいんですよね。
決断力を鍛えて高めるカンタンな方法
決断力がないのは、決めた経験がない(少ない)ことが原因だと先述しましたが
ではどうやって決断力を鍛えればいいのか!この答えを鈴木実歩さんは教えてくださいました。
決断力がある人というのは”決断する習慣”を持っているということなので、私達普通の人も
決断のクセ付け(習慣)
これだけで決断ができるようになるんだそうです。
とは言っても、大きな決断を毎日毎日しなさい!というわけではなく、日々の小さい決断を”すぐに”するクセをつけるんです。
自販機で飲み物を買う時どれにしようかな~って迷うのではなく、お金を入れて◯秒以内に選択する、とか
ランチでもそう。
メニュー表を見て、どれを食べようかな~って迷うのではなく◯秒以内に選択する・・・もっと言うと、目に止まったものを注文する、とか
どれにしようかなーとか、どっちにしようかなーというシチュエーションですぐに決断するクセをつけるということです。
ただ、いざそのシチュエーションになった時に”すぐ決めなきゃ!”と考えるのではなく、予めルール決めをしておくのが大切なんだそうです。
ルール=価値基準
価値基準を予め設定しておくことで、いざそのシチュエーションになった時でも選択の基準を決めてあるので迷わない、ということです。
では、どうやってルールを決めればいいのかについてですが、ここからは私自身が考え、実践している方法をお伝えしていきます。
自分の行動分析
ルール(価値基準)を決めるにあたり、そもそも自分のどんな所、場面に問題があるのかをまずは知る必要があります。
自分の行動を振り返り、「いつも◯◯で迷ってるな」というポイントを書き出すのです。
私の例でいうと
- コンビニで何のジュースを買おうか迷う
- 通勤時に本を読むか、音楽を聞くか迷う
- ゴルフに誘われた時に行こうか迷う
- 外食時にメニュー表を見て迷う
- 欲しいなと思ったものを買おうか迷う
- メンターに連絡しようか迷う
など・・・自分の行動を振り返ると迷う場面って結構あるんですよね。
で、その都度迷って、頭をモヤモヤさせてる・・・
迷いポイントにルールを設定
こういった迷いポイントにルール(基準)をつけてあげるんです!
- コンビニで何のジュースを買おうか迷う
→10秒以内に決める - 通勤時に本を読むか、音楽を聞くか迷う
→最初に思ったほうを選択する - ゴルフに誘われた時に行こうか迷う
→スケジュールを見て、空いてれば行く - 外食時にメニュー表を見て迷う
→10秒以内に決める - 欲しいなと思ったものを買おうか迷う
→自己投資は迷わず買う。 - メンターに連絡しようか迷う
→連絡しようかなと思った時点でメールしてみる
こんな感じで予め決めておくんです。
そうすることで、いざその場面になった時にいつもなら迷ってたけど、今はルールがあるので迷わないようになります。
で、このルールなんですが・・・一度決めたらそれを絶対守ろう!なんてしないほうがいいです。
というのもルールとか決まりって、ブラッシュアップしていくものですよね。
スポーツのルールだって細かい所がちょっと変わったり、法律だって新しいのができたり一部変更なんて毎日行われています。
あなたの日々のお仕事のルールややり方なども、どんどん変わっていってるはず。
なので実際に迷いポイントがきた時に、自分が決めたルールでまずはやってみて、その結果上手くいけばそれで続ければいいし
なんか違うな・・・なんか引っかかるな・・・となんとなく違うなと思ったら、ルールを変えてまた試してみるんです。
そうすることで、どんどん決断グセがついていきます。
ぜひ自分の行動を振り返り、ルールを作ってみてください!
まとめ
今回は”決断力”について、女性起業家の鈴木実歩さんのセミナーで得たことを私自身の考えも交えながらお伝えしてきました。
●決断ができない理由は?
→決断する習慣がないから
●決断クセ(習慣)をつけるには?
→自分が迷う場面にルール設定をする
私自身、今回得た情報は目から鱗でした!決断する習慣がないというのは、たしかにその通りだと腑に落ちましたね。
決断力を高めていくと、色々な選択をすぐにするわけなので直感力も鍛えられると思います。
自分の直感は心の声とも言いますので、決断力を高めようとするのは「心の声をよく聞こう!」ということと同じなのかもしれませんね。
(迷うのは頭の声)
決断力を高めたい!と思っている方は是非今回紹介した方法を試してみてください!